あっちも、こっちも、やれやれでした。
こんにちは、心子です。
「同級生が亡くなったの。実家の隣で、世話になった人だから、お線香を上げたいの。車で連れてっとくれ。」
新聞のおくやみ欄を見ていたハハ・87歳が、新聞から顔を上げて、そう頼んできました。
コロナ禍のため、親族であっても参列に制限がある世の中です。
ハハの希望を真に受けて、連れて行ってよいものか、どうか。
しかも、車で40分かかる斎場です。
「式場で会った同級生達とお喋りして来るから、オマエは、待ってないで先に帰っていいよ。アタシは、誰かの車に乗せてってもらって帰るから。」
「オバアチャン、今時の告別式はね、斎場で受付したら、座らずに直ぐにお焼香をあげて、そのまま出て行くんだよ。」
「そんなことはないよ。誰かに行き合うよ。」
それに「誰かの車に乗せてもらって帰る」って・・・、87歳の同級生で、車を運転出来る人がいるの?
まあそれは、口にしないでおきましたけどね。
説明しても納得しないので、連れて行って、現実を受け入れてもらうしかありません。
斎場の入り口付近に車を止めて、数分後にお焼香を終えて出て来たハハを、再び車に乗せて、さっさと連れて帰って来ました。
「本当だ、オマエが言った通りだった。入り口でお焼香で、親戚の人が何人か座ってただけで、誰にも行き合わなかった。」
ハハ・87歳は、時々、過去と現在を、錯綜してしまうようです。
バアチャン、疲れたって言ってたでしゅよ。

急な留守番で、すねてフテ寝していたライム。
あっちも、こっちも、やれやれな1日でした。
「同級生が亡くなったの。実家の隣で、世話になった人だから、お線香を上げたいの。車で連れてっとくれ。」
新聞のおくやみ欄を見ていたハハ・87歳が、新聞から顔を上げて、そう頼んできました。
コロナ禍のため、親族であっても参列に制限がある世の中です。
ハハの希望を真に受けて、連れて行ってよいものか、どうか。
しかも、車で40分かかる斎場です。
「式場で会った同級生達とお喋りして来るから、オマエは、待ってないで先に帰っていいよ。アタシは、誰かの車に乗せてってもらって帰るから。」
「オバアチャン、今時の告別式はね、斎場で受付したら、座らずに直ぐにお焼香をあげて、そのまま出て行くんだよ。」
「そんなことはないよ。誰かに行き合うよ。」
それに「誰かの車に乗せてもらって帰る」って・・・、87歳の同級生で、車を運転出来る人がいるの?
まあそれは、口にしないでおきましたけどね。
説明しても納得しないので、連れて行って、現実を受け入れてもらうしかありません。
斎場の入り口付近に車を止めて、数分後にお焼香を終えて出て来たハハを、再び車に乗せて、さっさと連れて帰って来ました。
「本当だ、オマエが言った通りだった。入り口でお焼香で、親戚の人が何人か座ってただけで、誰にも行き合わなかった。」
ハハ・87歳は、時々、過去と現在を、錯綜してしまうようです。
バアチャン、疲れたって言ってたでしゅよ。

急な留守番で、すねてフテ寝していたライム。
あっちも、こっちも、やれやれな1日でした。



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