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費用(その2)

こんにちは、心子です。

2017年3月の備忘録です。

カテゴリー「弁膜症:2017年」の記事は100%備忘録です。
この辺でそろそろ一段落しようと思います。
なので最後にお金の話しです。

世の中の仕組みは、お金を支払ってそれでお仕舞いではありません。支払いに見合う何かを手に入れるからこそ価値が生まれるのだと思います。分かっていたつもりでしたが、50年以上生きてきて今さらながらそれをまた理解しました。

限度額認定証について以前にも「費用(その1)」で書きました。
今回はこの限度額認定証の有難味とその制度の力をつくづくと実感しました。

3月1日~25日までの入院期間中の保険診療費は、
包括(DPC)と出来高(手術・麻酔・リハビリなど)合計で「4,012,590円」となりました。
心子さんの家庭はごく普通のサラリーマン家庭です。とてもじゃないけどこの金額を「はいそうですか。大変お世話になりました。」と言ってポンっと現金で払うことなどできません。カード払いでも無理です。

ですが、入院前に医療費が高額になることは分かっていましたし、病院からも限度額認定証について説明を受けましたので、心子さんは予め有効期間1年間の限度額認定証を申請し、取得し、病院に提示していました。
心子さんは「区分エ」に該当していましたので、1ヵ月間の保険診療費の支払い上限は「57,600円」となります。
おかげで、退院時にカードで支払うことができ、不安は1つ解消され帰路につくことが出来ました。

費用

制度の恩恵を改めて有り難く受けることができました。
給料明細の天引き欄を見ながら、
「社会保険料高いよね~。介護保険料もよ~」などと文句言っててごめんなさい!

色んな意味で家族と医師と制度などに恵まれて、目に見えない人々の力に助けられて修繕を受けた心子さんの心臓です。
持ち前の強運と意地と根性で、生まれ変わった心臓でどこまで楽しめるか。
普通に生きること、すでにそれが挑戦であり恩返しとなることを知りました。
そして、ここに見えないお金の価値観があることも知りました。

「自己弁膜を使用した大動脈弁形成術」は、新しい術式です。
この形成された弁がどのくらい長持ちするのか、そのデータは乏しいのが現状です。
私は、90歳、100歳までなどと長生きは望んでいません。
歳を重ねれば、持病を持っていれば、必然的に制限のある生活になります。
ただ、その中で喜びを見つけ楽しく過ごしていくことは可能なことです。
私のそんな姿勢が、小さな足跡となれば幸いです。

備忘録が続き、書き上げた日付と実際の日付が異なってしまいました。
でも、心子さんはここに2017年の大きな出来事を記録できただけで満足です。
小さな丘の上に立ち、過去と言う町を見渡している気分でいます。

次回からは大動脈閉鎖不全症に関してのカテゴリーは「弁膜症:2018年」になります。
引き続き、よろしくお願いします。 

心子
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プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

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