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ICUでの記憶(その3)

こんにちは、心子です。

2017年3月の備忘録です。

大動脈弁閉鎖不全症になり「自己弁膜を使用した大動脈弁形成術」を受けました。
2017年3月6日の術後から3月10日までの3泊4日をICUで過ごしました。
引き続き2017年3月、術後ICUでの記憶を書き残します。

<術後初めての会話、の思い出>
手術翌日だったのか、翌々日だったのか定かではありませんが、朦朧とした時間の方がまだまだ長かった時のことです。意識はうつろでしたが周囲の音や声が耳に入る時がありました。

医師や看護師達のやりとりを聞きながら、
(ん?いつ血糖値を計ったの?)
(インスリン打つの?)
(ん?透析済んだの? この状態で。)
(私、中心静脈カテしてますか?)
術式を決めるにあたって本気でネット見て、読んで得た知識の中から、なんとか今の自分の状態を理解したくて一人心の中で思考を巡らせていました。

「リハビリを始めましょう。」と、理学療法士だったのでしょうか?ベッドの脇に近づいて来た気配がしました。
「○○さーん!少し手を上げてみましょうか。」と大きな声で話しかけてきました。
持ち上げられた自分の手を見たら、爪が青白くぷっくりしていました。
(あ、あ、これがチアノーゼの爪ね。)

「次は少し横を向いてみましょう。」
全身に激痛が走りました。
「痛い、痛い、痛いっ! 無理、無理!」
この時は、自分でもびっくりするほど大きな声でした。

その理学療法士さんは、ゆっくりと私の手の指を曲げ伸ばししながら話しかけ続けます。
「では、今日はここまでにしましょう。失礼ですが○○さんは医療関係のお仕事ですか?」
「・・・ち、違う。何で?」
「いろいろとお話しされてましたから。」
「な、何も言ってないけど。」

ベッドで寝たきりの状態で朦朧としていた時に無意識のうちに思い浮かべていたコトが、か細い声となってつぶやきになっていたらしいのです。 理学療法士さんは、どのタイミングでリハビリを始めようかとそんな自分を見ていたのでしょうか。 分からない、とにかく夢と現実の境目が分からなかったのです。 

それでも、とっさに答えました。 
「・・・い、いえ、ネットでいろいろ調べただけのことです。」
何故、この回答だったのか自分でも意味不明だったのですが、その理学療法士さんは受け止めてくれたようでした。

気が付けば・・・、おや~っ!
いつの間にか私、普通に声出してこの人と会話出来てる

理学療法士さん、リハビリの力、すごいです。
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心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
健康で真面目って、意外と努力が必要なことなのね。2017年3月に大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。

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