読書日記「文豪、社長になる」
こんにちは、心子です。
久しぶりの”読書日記”です。
4月からテレビの新しいドラマが始まったり、ゴールデンウィークがあったりと、落ち着いて本を読む時間がありませんでした。それでも1冊くらいは読めるだろうと、5月19日に図書館で借りた本、門井慶喜著「文豪、社長になる」を、読み終えました。

主人公は、菊池寛。彼の生涯が書かれた1冊です。
発行所は、株式会社 文藝春秋で、文藝春秋は、菊池寛が興した会社です。
そもそも、菊池寛が小説家であると知ってはいましたが、私は彼の作品を読んだことがありません。
では、なぜこの本を選んだか、新刊の棚にあったから、まだ少数の人が開いただけのページ跡だったから、それだけです。
そんな、単純・不純な動機で選んだ本が、大当たりな作品でした。
この本を読んで、芥川賞、直木賞を創設したのが、菊池寛であることを知りました。
本文中から~~~
芥川賞は一般文芸、直木賞は大衆文芸、それぞれの分野で最も優秀なものを書いた「無名もしくは新進作家」にあたえることとする。・・・中略・・・ 時間の復讐とでもいおうか。受賞者がもしも二十年、三十年と活躍すれば、そう、そのぶんだけ、あまりにも命みじかくて死んでしまった畏友2人の魂への埋め合わせができる。罪ほろぼしになる。そんな感傷的な夢を。
そのためには受賞者はもちろん、賞そのものも、「長生き、だな」 ~~~
そんな背景があることも知らずに、芥川賞、直木賞=新人賞と単純に思い、それでも毎年それらの作品は、欠かさずに読んできました。次回からは、賞への思い入れがちょっと変りそうな気がします。今更ですが。。。(^_^;)
そして、作者の門井慶喜氏は、群馬県出身者(3歳で県外へ引っ越したけど)で、同郷であることに親しみが湧き、調べてみたら、現在公開中の、役所広司、菅田将暉出演の映画「銀河鉄道の父」の原作者でもありました。
「銀河鉄道の父」は、観たいと思っている映画の一つです。
(縁があったなーっ。) そんな1冊でありました。





久しぶりの”読書日記”です。
4月からテレビの新しいドラマが始まったり、ゴールデンウィークがあったりと、落ち着いて本を読む時間がありませんでした。それでも1冊くらいは読めるだろうと、5月19日に図書館で借りた本、門井慶喜著「文豪、社長になる」を、読み終えました。

主人公は、菊池寛。彼の生涯が書かれた1冊です。
発行所は、株式会社 文藝春秋で、文藝春秋は、菊池寛が興した会社です。
そもそも、菊池寛が小説家であると知ってはいましたが、私は彼の作品を読んだことがありません。
では、なぜこの本を選んだか、新刊の棚にあったから、まだ少数の人が開いただけのページ跡だったから、それだけです。
そんな、単純・不純な動機で選んだ本が、大当たりな作品でした。
この本を読んで、芥川賞、直木賞を創設したのが、菊池寛であることを知りました。
本文中から~~~
芥川賞は一般文芸、直木賞は大衆文芸、それぞれの分野で最も優秀なものを書いた「無名もしくは新進作家」にあたえることとする。・・・中略・・・ 時間の復讐とでもいおうか。受賞者がもしも二十年、三十年と活躍すれば、そう、そのぶんだけ、あまりにも命みじかくて死んでしまった畏友2人の魂への埋め合わせができる。罪ほろぼしになる。そんな感傷的な夢を。
そのためには受賞者はもちろん、賞そのものも、「長生き、だな」 ~~~
そんな背景があることも知らずに、芥川賞、直木賞=新人賞と単純に思い、それでも毎年それらの作品は、欠かさずに読んできました。次回からは、賞への思い入れがちょっと変りそうな気がします。今更ですが。。。(^_^;)
そして、作者の門井慶喜氏は、群馬県出身者(3歳で県外へ引っ越したけど)で、同郷であることに親しみが湧き、調べてみたら、現在公開中の、役所広司、菅田将暉出演の映画「銀河鉄道の父」の原作者でもありました。
「銀河鉄道の父」は、観たいと思っている映画の一つです。
(縁があったなーっ。) そんな1冊でありました。



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明治
日本中が新しい技術や暮らしに出会った時代を過ごした人達のエネルギー!!
文壇もその流れの中だったのでしょう。
混沌や失敗も沢山あったのでしょうが、キラリ輝きを残す人達も多くて、
新しさに溢れた明治から昭和だから出来たコトなのかも知れませんね。
選んだ本が ” 大当たり! ” 幸運のチャンス掴んだら、
その先にも紐付いた縁、辿って楽しみも増えそうな予感ですね。
文壇もその流れの中だったのでしょう。
混沌や失敗も沢山あったのでしょうが、キラリ輝きを残す人達も多くて、
新しさに溢れた明治から昭和だから出来たコトなのかも知れませんね。
選んだ本が ” 大当たり! ” 幸運のチャンス掴んだら、
その先にも紐付いた縁、辿って楽しみも増えそうな予感ですね。
No title
良い本に巡り合えて良かったですね。私も本が好きで月に一度 図書館に行って7冊くらい借りてきます。
昨日 大雨の中 ワクチン接種があり、カッパを着てリックを背負い30分歩いて市民会館に行きました。
いつもは自転車ですが、危ないので徒歩で、開館の中に図書館があるので接種後 4冊借りてきました。
もっと借りたかったのですが、背中が重くて、ぐったりしながら帰路 40分かかりました。
昨日 大雨の中 ワクチン接種があり、カッパを着てリックを背負い30分歩いて市民会館に行きました。
いつもは自転車ですが、危ないので徒歩で、開館の中に図書館があるので接種後 4冊借りてきました。
もっと借りたかったのですが、背中が重くて、ぐったりしながら帰路 40分かかりました。
Re: 明治
こんにちは、マーニさん♪^^
>日本中が新しい技術や暮らしに出会った時代を過ごした人達のエネルギー!!
仰る通りで、まさにその中で、小説家だけとしてでなく、
実業家としても活躍した菊池寛のエネルギーが、飾り無く書かれてサクサクと読めました。
昨日、図書館へ行って同じ作者・門井慶喜氏の作品を1冊借りてきました。
他に、エッセイ集で「泥酔懺悔」を借りました。
言うまでも無く、後者はタイトルに惹かれて選びました。笑
>日本中が新しい技術や暮らしに出会った時代を過ごした人達のエネルギー!!
仰る通りで、まさにその中で、小説家だけとしてでなく、
実業家としても活躍した菊池寛のエネルギーが、飾り無く書かれてサクサクと読めました。
昨日、図書館へ行って同じ作者・門井慶喜氏の作品を1冊借りてきました。
他に、エッセイ集で「泥酔懺悔」を借りました。
言うまでも無く、後者はタイトルに惹かれて選びました。笑
Re: No title
こんにちは、koyukoさん♪^^
最近は、読むのが遅くなり、1冊を2週間かけて読み終わることがあります。
数年前に、自宅の本を大分片付けました。以来、本は買わずに図書館で借りて読んでます。
koyukoさん、ワクチン接種と図書館、一度に二つの用事を済ませられる、すごいです。
私も昨日図書館へ行きましたが、本を借りてワクワクし、
出掛けついでに済まそうと思っていた用事を、すっかり忘れて帰宅してしまいました。
仕方がないので、雨の中をもう一度用事を済ませに外出しました。とほほほ
それにしても、本4冊分は、ジャガイモ、大根など根菜類に匹敵する重さですね。それもすごいです!(拍手)
最近は、読むのが遅くなり、1冊を2週間かけて読み終わることがあります。
数年前に、自宅の本を大分片付けました。以来、本は買わずに図書館で借りて読んでます。
koyukoさん、ワクチン接種と図書館、一度に二つの用事を済ませられる、すごいです。
私も昨日図書館へ行きましたが、本を借りてワクワクし、
出掛けついでに済まそうと思っていた用事を、すっかり忘れて帰宅してしまいました。
仕方がないので、雨の中をもう一度用事を済ませに外出しました。とほほほ
それにしても、本4冊分は、ジャガイモ、大根など根菜類に匹敵する重さですね。それもすごいです!(拍手)