fc2ブログ

読書日記「水やりは いつも深夜だけど」

こんにちは、心子です。

図書館で、窪 美澄氏の「夜に星を放つ」を借りたかったけれど、直木賞受賞作が、そんな簡単に借りられるはずもなく予約してきました。

代わりに借りたのが、同氏の「水やりはいつも深夜だけど」です。
同じ街を舞台にした、五篇の短編集からなる1冊でした。

IMG_3385(1).jpg


「ちらめくポーチュラカ」は、幼稚園に通う子供を持つママ友の話し。
「サボテンの咆哮」は、家事を手伝う今時の父親の話し。
「ゲンノショウコ」は、妊娠中の出生前診断の話し。
「砂のないテラリウム」は、浮気をめぐる話し。
「かそけきサンカヨウ」は、父親の再婚で妹ができた女子校生の話し。

どれも最後はほっとする話しですが、主人公が若いから?作者の感性が若いから?か、それは過去に体験した気持ちで、今更どうってことないよね。そんな風に感じてしまいました。これは、自分の気持ちが老けてる証しかもしれない?!
気持ちの内側をそっと撫でていくような、自分だったら口に出して言っちゃうけどな、などと思わせてくれた作品集でした。


次はもっと、さらーっとした、軽くて明るい作品に出会いたいかな。








にほんブログ村 主婦日記ブログ 60代主婦へあのね、心子さん。 - にほんブログ村
スポンサーサイト



コメントの投稿

Secre

プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
お気に入り1
お気に入り2
PVアクセスランキング にほんブログ村 あのね、心子さん。 - にほんブログ村
FC2カウンター