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費用・その1

こんにちは、心子です。

現実的な話になりますが、検査や手術を受けるにはそれなりに費用がかかります。
今日はちょっと真面目な話題になりますよー (^^)

日本には公的医療保険の制度の一つに、高額療養費制度があります。
医療費が高額になりそうな患者には、病院は入院の手続きの時に予めこの制度について説明してくれます。患者としても費用への不安や負担が減り、病院側としてもこの制度によって事前に未収額を減らせるメリットがあるからだと私は思っています。

この高額療養費制度とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、その高額な医療費を全額支払うのではなく、一定の金額(所得により区分ア~オによる自己負担限度額)のみを患者は支払います。超えた高額分の差額は医療機関と保険者(国保、社保の運営主体)の間で清算する制度です。そのためには「限度額認定証」を取得しておく必要があります。
もちろん従来の方法である償還払いも可能です。これは患者は高額な医療費を一旦は全額支払い、その後にその領収書を添えて払い戻しの手続きを行い、数か月後に自分の口座に払い戻し分が振り込まれる仕組みです。

後から払い戻されるとは言え、患者にとっては一時的な支払は大きな負担になることには変わりありませんよね。しかも、その度に払い戻しの手続きを行うのは煩わしくもあります。そこで、医療費が高額になることが事前にわかっているのだから、あらかじめ「限度額適用認定証」を取得しておけば便利ですよ、と言う制度でもあるのでしょうね。

これは私のような高額医療を受けようとする患者にとっては、安心の切符の1つであると感じました。

そして「限度額認定証」を取得出来たら病院へ提示します。

難しいことはここまでにして、自分への備忘録としてさらに具体的にここに記録を残したいと思います。

私の限度額認定証の「適用区分」は「エ」とされました。
従って、1ヵ月分の自己負担限度額は57600円となります。
限度額認定証
領収書を見るとこんな感じです。
領収書1
実際の保険診療費負担額は64470円です。
自己限度額の57600円が表示されていますね。
差額分相当の6870円は請求されません。
食事代と病衣代は保険診療費に含まれないので利用した分加算されています。
つまり、今回の検査入院費は57600円(自己限度額)+2160円(食費)+129円(病衣料)=59889円ですよ、と言うことになりますね。

ちなみに当該月の入院費と外来費を合算して限度額とするこはできないので、入院か外来のどちらか一方に適応されます。
医療費は1ヶ月単位で計算されます。
限度額認定証の最長有効期間は1年間です。

今回申請した私の限度額認定証の有効期限は、平成29年11月30日です。
それまでに社会復帰したいと思う心子さんでありました。
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プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

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