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ボノサップパック

こんにちは、心子です。

ハハ・87歳は、胃部不快感を訴えることなく、食欲旺盛で、毎日3食きちんとよく食べます。
そんな彼女が、この度、ピロリ除菌治療をすることになりました。

そのいきさつを本人に聞いたところ、
市から配布される特定健診を、かかりつけ医へ持って行った結果そうなったそうです。
去年は、内視鏡検査などしなかったのに、世代交代した若先生からすすめられるままに受けたそうです。

その結果、ピロリ菌感染が発覚し、その除菌のための処方箋をもらってきました。
それがボノサップパックです。↓
IMG_9679.jpg

ボノプラザン(タケキャブ錠20mg):胃酸分泌抑制薬(PPI)
アモキシシリン(アモリンカプセル250):ペニシリン系抗生物質
クラリスロマイシン(クラリス錠200):マクロライド系抗生物質
以前は、別々に処方されていた以上の3剤が、1シートにパックしてあるので、飲み間違いや飲み忘れを防ぐことができ利便性が 向上することが売り言葉になってます。まあ、確かにその通りではありますが。



いつものように、かかりつけ医へ行ったハハ・87歳が、いっこうに戻って来ませんでした。1時間以上経って、家に戻った時には、彼女は、ゼーゼー息を切らせて「あ~、イヤだ。もう、嫌だ。」と、倒れ込むように椅子に腰掛けました。

「どうしたの?」と聞くと、
いつもの薬局に処方箋の薬がなくて、別の薬局を紹介されたものの、その場所を見つけることができずに、押し車を押しながらグルグルと歩き回ったそうです。
「薬なんか要らないよ。これじゃ、薬を飲む前に死んじゃうよ。」
笑っちゃいけないだろうけれど、笑っちゃいましたよ。

以前のようにパックにならずバラでの処方ならば、ハハ・87歳が1人で歩いて行ける近隣の薬局で、手に入る普通の薬剤です。ところが、これがパック製品(薬剤)になっているため、小さな薬局では取り扱ってなかったのです。
仕方がないので、心子さんが代わりに、総合病院近くの門前薬局へ車で行き、処方薬を手に入れてきました。

半日かけて手に入れたボノサップパックを見たハハ・87歳の一言は、
「こんなに大袈裟な沢山の薬を飲むのは嫌だ!」でした。
他にも、高血圧と高コレステロール血症、骨粗しょう症の薬を、常用していますから、混乱&少々パニックになったようです。

今までは、時々飲み忘れながらも何とか自分自身で、薬を管理出来ていたハハ・87歳は、すっかり自信をなくしてしまいました。「この薬は、今日からじゃなくて大丈夫だから、明日から飲もう。7日間だけだから我慢して飲んで。」と、納得させました。

「もう、口に管を入れる検査(内視鏡のこと)は、絶対にしたくない。」と言うハハに、
除菌出来たかどうかを確認するために、もう一回内視鏡検査する必要があるのだよと、心子さんの口からは言えませんでしたよ。(^◇^;)


<心子さんのちょっと言わせて>
内視鏡検査は、特定健診の選択メニューの1つです。
どうしても受けなければならないメニューではありませんので、特定健診の申込書の検査希望欄に✔は入れませんでした。
何も知らない87歳の高齢者に、この検査を勧める必要が、本当にあるのでしょうか。
ここに来て、内視鏡検査やピロリ除菌治療を行う必要が、本当にあるのでしょうか。
小さな親切、大きなお世話なんですけどっ・・・!











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コメントの投稿

Secre

おっしゃるとおり!!

本当に私もそう思います。もう87歳まで元気に来たのなら、そのほかのことはいいじゃないか、と思います。自分も、そうして欲しいです。
とりあえず、子どもたちが育ち、もう親の義務は果たしたかな?と思うとあとは自分のことだけ考えてればいいじゃないか、と。自分が元気で楽しく生きていけるようにだけしていけば、と思います。
片手の平いっぱいに乗るほどの薬を飲むのはいやですね~~~

Re: おっしゃるとおり!!

こんにちは、ぴかりん。さん♪^^

直ぐ直ぐに命に関わるワケではなし、
医療費かけて、大して問題ない病気(症)をわざわざ見つけなくてもねぇ・・・。
混乱からの薬拒否が静まって、なんとか無事に服用して(させて)ます。
何度言って聞かせても、正しく判断できないので、私が朝晩に管理して、一回分ずつ手渡しています。
近い将来、一緒に受診へ行く覚悟でいますが、いかんせん、本人は何でも自分で出来ると思っているので厄介です。
10月からハハが大好きなグランドゴルフが再開するので、明るい気分になってくれると期待してます。

No title

お気持ち、良く分かります。
私の88歳の父は「痩せてきた。」という理由で、大腸の検査を医師から提案されましたが、
私が一緒に行って「何があっても自己責任」と言う事でお断りしてきました。
医師は何かと検査ではっきりさせようと思うのでしょうね。
若ければ兎も角、80過ぎれば「そこそこ元気で食べれていれば良し」です。

No title

こんにちは。

87歳で元気に飲食している人に
ピロリ除菌治療を強要するなんて、
大きなお世話と言うより拝金主義ですね。

元気に飲食している老人に
「言う事を聞かないと、胃ガンになるよ。死ぬよ」
って殺し文句で検査や治療をするように脅迫してたら、
もう、白衣を着た詐欺師って呼びたいです。

人間は百年程度しか生きられない動物なので、
永遠に生きるのを想定したような年齢無視の
検査・投薬・手術は馬鹿げています。

拝金主義の白衣を着た詐欺師に強要され、
無意味な検査・投薬・手術で苦しんだ挙句、
寿命を縮めた高齢者が大勢いそうです。


Re: No title

こんにちは、apricot・a さん♪^ ^

自分で何でも出来ると思っていたけれども、
紹介された薬局を見つけられず、挙句に大袈裟にパックされた薬剤を見て、ショックだったようです。
今は落ち着いて受け入れてますが、薬を飲む度に、
「もう二度と口から管なんか入れない。」とつぶやいてます。(^_^;)
病気を見つけるのも医者の仕事の一つである事は理解出来ますが、なんだかなぁって気持ちになりました。
明日からハハの大好きなグランドゴルフが再開されるので、きっと気分転換することでしょう。
やれ、やれ (⌒-⌒; )

Re: No title

こんにちは、ドラゴンさん♪^ ^

私自身も持病がありますので、医者との関わりも長いです。
医師との相性も影響しますが、今のところ上手くコミュニケーションしています。
自分の病気を理解して、医師と意見を交わせるうちはまだいいですが、
この先、ずっとそうは行かないことも予想出来ます。
どんなに普通に見えても、高齢者のハハの理解力は、それなりです。
一度の説明で、概ね理解する事は出来ませんので、
結局は「先生にお任せします。」になってしまうのです。
次に何か提案されたら、「一度家に戻って家族と相談して来ます。」
そう医師に伝えるように言い聞かせました。
病気を見つけることが医師の仕事であるのは分かりますが、
医療費をもっと有効に活用していただきたいです。
プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

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