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読書日記「しつこく わるい食べ物」

こんにちは、心子です。

去年の秋から何度か図書館で本を借りましたが、色々とあって読み切れないままに返却してました。
ここにきてようやく、本を読む時間を作れるようになりました。
やっぱり、読書が好きです。文字を追いながら、脳みそと心を別世界へ運んでくれます。


「魚神(いおがみ)」、「しろがねの葉」を読んで以来、作家・千早茜のファンになりました。
そこで今回、図書館で借りたのは、千早茜のエッセイ「しつこく わるい食べ物」です。

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表紙だけでなく、北澤平祐氏の挿画が本の中にも所々あり、その雰囲気が気に入りました。

作者の食にまつわるエピソードが、視点が、面白かった一冊です。

「闇カツ」では、豚の脂身が苦手な作者が、どうしてもトンカツを食べなくてはならない時の覚悟を、ロシアンルーレットか闇鍋かと唱えています。自分も、ロースカツの片側によった脂身の部分はあまり好みでないので、全部がサクサクしてるヒレカツを選ぶことが多いので、この気持ち分かるわ~と、思わず同感しました。

麺類をすすれない作者が、蕎麦屋のはしごをするくだりも、クスクスと笑えました。
背筋を伸ばして、器を手に持って食べる。まあ、かけ蕎麦ならあり得ますけど。
やっぱり蕎麦はすすり上げた時に、風味を感じるように思えますが。。。

パフェがエロいって?! そこに行きつく過程を読みながら、自分も一心不乱にパフェを食べたくなりました。

この本の最後の方では、コロナ禍での食べ物の話しに行き着きます。2020年4月、5月の頃ことです。
当時のコロナ禍を思い返せば、色んな思いが沸き返りますけれど、自分自身の中では、コロナ禍は外食には不便したけれど、食べるこには困らなかったことが、救いになったと思えます。
それらを、嫌味なくさらっと書けるのは、やっぱり小説家魂だわと感心して、読み進みました。

「魚神」では、閉ざされた小さな島の姉と弟の生き様を、「しろがねの葉」では、戦国末期の石見銀山で働いた孤児の少女の生き様が書かれていました。そんな繊細で独特な世界観を書いた作者が、最も現実的な食べ物に関してのエピソードを書き綴ったエッセイです。そのイメージのギャップ?を感じつつ、久しぶりに軽快で楽しく本を読みました。


タイトルの前に ”しつこく” とあるのは、このエッセイが「わるい食べ物」シリーズの第二弾だったことに、借りてから気がつきました。第二弾から読んでも面白かったですが、やっぱり第一弾を読みたいです。ちなみに、この ”わるたべ” シリーズは、第三弾「こりずに わるい食べ物」まであるようです。

次回、図書館へ行く楽しみが出来ました。






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プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

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