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読書日記「ラブカは静かに弓を持つ」

こんにちは、心子です。

予約して借りた本が、高等学校・課題図書になっていて、貸出期間が一週間になってましたので、スマホゲーム時間を削り、病院の待合にも持参して、せっせと読んで、五日間で読破出来ました。最近の自分の中では、最速です。

安壇美緒 著「ラブカは静かに弓を持つ」、人気の本であり、課題図書になる本であると納得、とても魅力的な作品です。その素晴らしさに引き込まれるように読み進み、期限一週間が短いと思っていたのは杞憂に終わりました。

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<あらすじ>
少年時代に心に傷を負った主人公・橘樹(たちばないつき)は、職場の指令に従い”潜入調査員” いわゆるスパイ行為として、音楽教室へ通いチェロを弾くことになった。その目的は、著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
彼の孤独は、チェロを奏でることや、仲間との出会いで、次第に溶けていく。そこに孤独のスパイが主人公の映画 ”戦慄きのラブカ” の楽曲と絡まり重なりながら、話しは展開していく。ラブカとは、サメに似た深海の魚のこと。


どうか、主人公・橘が掴みかけたこの繋がりが途絶えませんようにと心密かに願い、彼の気持ちに寄り添いながら、読んいる自分に気付き、ラストは涙がこぼれ落ちそうなので、病院の待合で読むのを止めて、自宅へ持ち帰り読み切りました。
静かで澄んだ感動を呼ぶ、優れた物語でした。







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プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

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