読書日記「平凡」
こんにちは、心子です。
図書館で借りた本、「平凡」 角田光代著を読みました。
人生の岐路で、選ばなかった方のことを想像し "もしかしたら " と考えてしまう。
そして、あの時そうしていなければ、私には別の人生があったのではないかと、思ってしまう。
そんな " もしかしたら " の6作品短編集でした。

東京で一人頑張っていた20代のあの時、
旅行会社を辞めなければ、もしかしたら、今頃私は、日本に住んでいなかったかもしれない。
子育て中の30代のあの時、現在住んでいるこの場所に家を建てず、ハハと同居しなければ、もしかしたら、今頃私は、小さな庭と菜園のある、今よりもっと田舎の家で、穏やかな気持ちで暮らしていたかもしれない。
そう思うと、小さなコトから大きなコトまで、様々な " もしかしたら " が、浮かんで来ます。
どれも自分の決断から始り、今の自分を形作ってきたパーツ。
否定しても何も生まれないけど、もしかしたらと考えることは自由。
そこに、幻想的な空想が広がるのも事実。
現実のささいな事象から、もしかしたらに行き着いて悶々とし、結果的に、気付かなかった日常の平凡さに、安心する。
そんな一幕が、心に残った一冊でした。





図書館で借りた本、「平凡」 角田光代著を読みました。
人生の岐路で、選ばなかった方のことを想像し "もしかしたら " と考えてしまう。
そして、あの時そうしていなければ、私には別の人生があったのではないかと、思ってしまう。
そんな " もしかしたら " の6作品短編集でした。

東京で一人頑張っていた20代のあの時、
旅行会社を辞めなければ、もしかしたら、今頃私は、日本に住んでいなかったかもしれない。
子育て中の30代のあの時、現在住んでいるこの場所に家を建てず、ハハと同居しなければ、もしかしたら、今頃私は、小さな庭と菜園のある、今よりもっと田舎の家で、穏やかな気持ちで暮らしていたかもしれない。
そう思うと、小さなコトから大きなコトまで、様々な " もしかしたら " が、浮かんで来ます。
どれも自分の決断から始り、今の自分を形作ってきたパーツ。
否定しても何も生まれないけど、もしかしたらと考えることは自由。
そこに、幻想的な空想が広がるのも事実。
現実のささいな事象から、もしかしたらに行き着いて悶々とし、結果的に、気付かなかった日常の平凡さに、安心する。
そんな一幕が、心に残った一冊でした。



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