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読書日記「わるい食べ物」

こんにちは、心子です。

年度末3月は、ざわざわと落ち着かない日々でした。大好きな作家、千早茜のエッセイを図書館で借りましたが、読書時間をとれず、延長で借りて3週間かけて最後まで読みました。延長した甲斐があった一冊でした。


千早茜氏の初エッセイ「わるい食べ物」です。
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時間をかけてチビチビ読んでも、面白さは変わりませんでした。
食をテーマにした話しの一つ一つが、味があって美味しい。^^
タイトルに「わるい」とあるけれど、どれ一つをとっても「わるい」ものなどありませんでした。
気持ち良く、潔い、作者の食欲が、ストレートにこちらの胃袋に飛んで来るようです。

最近は、桜パフェ、桜ロールケーキ、桜マカロンなどの桜スイーツ流行りですが、
桜って香りしましたっけ? 梅は香るけど、桜には感じたことありません。
桜って甘いイメージありましたか?
桜茶は、桜の花びらの塩漬けですし、桜餅の葉っぱも塩漬けですよね。
自分の中で、ふう~~~ん???と思っていたことが、
エッセイの中で少しだけ言及されていて、「あ。同じ思いの人がいた。」と嬉しく思う場面もありました。

丸いパンが、映画グラディエーターに結び付く発想、もうこれには感心するばかりでしたね。

この ”わるたべ” シリーズを最初に借りたのが、第2弾の「しつこく わるい食べ物」からでした。2月に読んだ時に第2弾が面白かったので、是非とも第1弾が読みたくなり、今回は図書館で狙って待って(笑)、初回の「わるい食べ物」を借り、再び面白い思いで楽しく読めました。
次は言うまでも無く、第3弾「こりずに わるい食べ物」を借りて読もうと決めてます。







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読書日記「透明な夜の香り」

こんにちは、心子です。

この小説は、一冊の香りのようでした。
最後の章を読んだ時に、タイトルにあるように”透明な夜”の香りが、ここにあるように思えました。
”透明な夜”、それは、目には見えないけれど、その時の香りと共に遠く消えゆく記憶の中に存在するものなのかもしれない、そんな風に考えさせられる、香りを文字で表わした物語でした。

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<あらすじ>
過去に罪の意識を持つ主人公・一香が、とある洋館で働き始めた。
そこの住人・朔は、人並み外れた嗅覚を持つ調香師だった。
洋館に漂う様々な香りの中で、朔が作り一香に与える香りで、ゆっくりと変化が訪れる。
洋館の菜園、庭園の手入れをする源さん、朔の友人新城、一香の友人さつきちゃんの存在が、一香と朔を、現実につなげている。


やるなあ、千早 茜。
またしても、彼女の創作世界へ引きずり込まれて、読み耽ってしまいました。







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読書日記「しつこく わるい食べ物」

こんにちは、心子です。

去年の秋から何度か図書館で本を借りましたが、色々とあって読み切れないままに返却してました。
ここにきてようやく、本を読む時間を作れるようになりました。
やっぱり、読書が好きです。文字を追いながら、脳みそと心を別世界へ運んでくれます。


「魚神(いおがみ)」、「しろがねの葉」を読んで以来、作家・千早茜のファンになりました。
そこで今回、図書館で借りたのは、千早茜のエッセイ「しつこく わるい食べ物」です。

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表紙だけでなく、北澤平祐氏の挿画が本の中にも所々あり、その雰囲気が気に入りました。

作者の食にまつわるエピソードが、視点が、面白かった一冊です。

「闇カツ」では、豚の脂身が苦手な作者が、どうしてもトンカツを食べなくてはならない時の覚悟を、ロシアンルーレットか闇鍋かと唱えています。自分も、ロースカツの片側によった脂身の部分はあまり好みでないので、全部がサクサクしてるヒレカツを選ぶことが多いので、この気持ち分かるわ~と、思わず同感しました。

麺類をすすれない作者が、蕎麦屋のはしごをするくだりも、クスクスと笑えました。
背筋を伸ばして、器を手に持って食べる。まあ、かけ蕎麦ならあり得ますけど。
やっぱり蕎麦はすすり上げた時に、風味を感じるように思えますが。。。

パフェがエロいって?! そこに行きつく過程を読みながら、自分も一心不乱にパフェを食べたくなりました。

この本の最後の方では、コロナ禍での食べ物の話しに行き着きます。2020年4月、5月の頃ことです。
当時のコロナ禍を思い返せば、色んな思いが沸き返りますけれど、自分自身の中では、コロナ禍は外食には不便したけれど、食べるこには困らなかったことが、救いになったと思えます。
それらを、嫌味なくさらっと書けるのは、やっぱり小説家魂だわと感心して、読み進みました。

「魚神」では、閉ざされた小さな島の姉と弟の生き様を、「しろがねの葉」では、戦国末期の石見銀山で働いた孤児の少女の生き様が書かれていました。そんな繊細で独特な世界観を書いた作者が、最も現実的な食べ物に関してのエピソードを書き綴ったエッセイです。そのイメージのギャップ?を感じつつ、久しぶりに軽快で楽しく本を読みました。


タイトルの前に ”しつこく” とあるのは、このエッセイが「わるい食べ物」シリーズの第二弾だったことに、借りてから気がつきました。第二弾から読んでも面白かったですが、やっぱり第一弾を読みたいです。ちなみに、この ”わるたべ” シリーズは、第三弾「こりずに わるい食べ物」まであるようです。

次回、図書館へ行く楽しみが出来ました。






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読書日記「逝きたいなピンピンコロリで明日以降」

こんにちは、心子です。

週に3日パート、就業と休憩で18時間+通勤に3時間。
合わせて1週間のうち拘束されるのは21時間だけ、大したことないわ。
当初はそう思っていましたが、何故か読書時間が削られてしまい、図書館で本を借りても、10日間で1冊読むのがやっとです。

そんな中、寝落ちせずにスイスイ読めた本は、 
「逝きたいなピンピンコロリで明日以降」 三浦 明博 著です。
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軽いタッチの装画と文字で、”あ、これなら読み切れそう” そう感じて手にしました。
案の定、本の中身も面白かったです。

オムニバス形式とでも言うのでしょうか。
老いをテーマにした7つの独立した話しが、書かれてます。
共感したり、クスクスと笑ったり、まさかと思ったりしているうちに、読み終えました。
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作者の三浦 明博氏の作品は、初めてです。
1959年生まれ、ほぼ同い年、他にどんな作品があるのか興味が湧いてきました。

読書の進みが遅くなりましたが、呆け防止&生涯学習と思って、これからもじっくり楽しみます。







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テーマ別おすすめ袋@図書館

こんにちは、心子です。

10月の慌ただしさから脱却!
ようやく、自分のペースで動く余裕が見えてきた11月です。

ゆうちょ銀行へ行ったら、祝日で休みでした。
大好きなパン屋さんへ行ったら、祝日で休みでした。
何やってんだ>自分、そう思いながら、図書館へ寄りました。

以前から気になっていた本を、一冊借りました。

その後に、館内をウロウロして目新しいモノを発見。
「読書週間(10月27日~11月9日)」に合わせて、お楽しみ袋が、新しく設置された棚に並んでました。
その中から、「日本の変な島を訪ねる」をチョイスしてみました。

袋に”テーマ”が表示され、本は見えないように入ってます。
通常通りに借りて、袋のまま返却するシステムです。
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中身の本は、このように英字新聞紙で包んでありました。
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包装を剥がすと、3冊の本が入ってました。
秘島、無人島、楽園の島の3冊です。
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真面目に隅々まで読まなくても、ペラペラとめくりながら、見知らぬ島へ思いを馳せることができます。
秋の夜長の現実逃避にピッタリですね。
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本気で読まないけれど、ちょっと見たい本が身近にある幸せ。
そして、それを見られる時間がある幸せ。

良い週末を♪







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読書日記「十二単を着た悪魔 源氏物語異聞」

こんにちは、心子です。

「十二単を着た悪魔 源氏物語異聞」 面白い作品でした! 
映画の世界にのめり込んだ気分になれて、楽しかったぁ~
読み進めば進むほど惹かれる内舘ワールド満載、さすがでございます。

内館牧子・著「十二単を着た悪魔 源氏物語異聞」を、図書館で借りました。
予約し、順番が来たので図書館へ受け取りに行くと、なんとそれは527ページの”文庫本”でした。
久々に手にした、どっしりした感触の文庫本、悪くありません、むしろ好みです。

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<あらすじ>
主人公は、59もの会社から内定が出ぬまま大学を卒業した二流男の伊藤 雷(らい)。それに比べると、雷の弟・水(すい)は、頭脳も容姿も超一流。その水の京都大学合格祝の晩の帰宅途中で、雷は突然に「源氏物語」の世界へトリップしてしまう。たまたまその日の派遣の仕事で手にしてた「源氏物語」のあらすじ本を武器にして、雷は弘徽殿女御のパーソナル陰陽師「雷鳴」となる。そこで自分と同じように、弟・光源氏にコンプレックスを持つ第一皇子側に身を寄せ、弘徽殿女御の人間的魅力(淋しさ・哀しさ・強さ)に驚かされながら、雷自身も成長してゆく。
そして、現実世界に戻った雷は、自分の進むべき道を見つけるのである。


<感想>
歴史や国語のテストで点数を稼ぐために覚えたのは、「源氏物語」=作者・紫式部 そこまででした。
登場人物に女にモテモテの光源氏がいることくらいは、ついでに覚えましたが、平安時代の長編小説は、遙か彼方の世界でした。この「十二単を着た悪魔」を読むことで、源氏物語がすっかり身近な物語に感じられました。
光源氏は、自分の父親の後妻を寝取り、藤壺は光の子を帝の子と偽って育てる。それだけでなく、光の兄の女御までも寝取ります。そんな彼のことを著者(正確には、語り部である雷、あるいは弘徽殿女御)は、どこかのゴルファーのような○○依存症だとか、ストーカー男だとかこき下ろします。そして、光に関わる女君達のことも、男はあんな何もできない女を好むとか、バカな女とまでこき下ろします。
物語の進捗中に人々の心の内をちりばめて描き、気付かぬうちに納得し、読み進み、いつの間にか、雷を応援しつつ、強気でたくましい弘徽殿女御のファンになっている自分に気がついたのです。見事なエンターテインメント大作!
読書の秋を、素敵な一冊から始められました。

この作品を紹介してくださった窓辺 夢さま、ありがとうございました。(^_^)







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読書日記「しろがねの葉」

こんにちは、心子です。

8月初めに読んだ「魚神」千早 茜著が面白かったので、再び彼女の作品を借りてきました。

今回借りたのは、直木賞受賞作品「しろがねの葉」です。
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<あらすじ>
「しろがねの葉」とは、銀のある場所に生えるシダの葉のこと。戦国時代末期~江戸時代初めにかけての石見銀山が物語の舞台となっている。親を失い山中で意識朦朧となった少女ウメは、天才山師・喜兵衛に拾われ、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。徳川支配と共に、喜兵衛は生気を失い、連れのヨキと共に山小屋を去り、一人取り残されたウメは、ライバルだった隼人と所帯を持つ。銀山で働く坑夫達は、肺を病で犯され亡くなっていく。そんな欲望と死の影の中で生き切ったウメの生涯が描かれている。

<感想>
物語の前半は、若く生き生きとしたウメの姿が描かれてます。喜兵衛を慕うひたむきなウメの気持ちが初々しくて、読みながら温かい気持ちになりました。夜目がきくウメは、手子として間歩(坑道)に入ると、その独特の世界に惹かれますが、初潮を迎えると、間歩に入ることを許されなくなります。中間では、間歩で銀掘として敬われる岩爺、言葉少ない喜兵衛の付き人のヨキ、銀で栄える街の賑わい、長屋の女達との関わりや、隼人と築く普通の家庭のありようの中に潜むウメ自身の闇への思いが描かれてます。後半は、隼人の亡き後の龍との関わりや、銀に取り付かれた人々の欲望とそれに伴う”病”の闇。全体的には、銀の輝きについてはあまり言及されておらず、足元を見ながら薄暗い夕闇を歩くように物語りを読み進みました。
最後には、ウメ自身が一つの大きな闇=間歩なのではと思わされました。銀山の影に潜む女の一生に、静かな感動が湧き上がる、そんな読後感でした。








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読書日記「老害の人」

こんにちは、心子です。

図書館に予約したことすら忘れかけてた本「老害の人」の順番が、ようやく回ってきました。すでに別の本を借りてあったので、返却日までに読み切れるかなぁ、そんな気持ちで数日前から読み始めたら、面白くてあっと言う間に読み終えました。

内館牧子の「老害の人」です。
キツいタイトルとピンクTシャツ姿の老人、すでにここから内館牧子ワールドが始まってますね。
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<あらすじ>
主人公である双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも出勤し、誰彼かまわず捕まえては、昔の手柄話をくり返す”老害”の持ち主。ある時、娘の明代から「もう止めてよッ!」とキレられて。
俳句とその俳句の挿絵を講釈して回る吉田夫妻、「死にたい」と言い続ける春子、病気自慢の竹下、クレーマーのサキなど仲間の老害五重奏(クインテット)と、老人を相手に双六やカルタなどで一緒にゲームを楽しむ「若鮎サロン」を立ち上げる。そこでやり甲斐を見つけた彼らは、生き生きと変化してゆく。最後に福太郎は「老人が若い者に遠慮することはねえンだよ。」と、会心の笑みを浮かべる。


<感想>
”老害”という鋭い言葉が”えっ!”と目に飛び込みましたが、話しは明るくテンポよく読みやすかったです。物語の中に登場する福太郎の孫の俊や、ひ孫の寿太郎の存在が、良いスパイスになってました。
心に留まる言葉が幾つかありましたので、ここに書き出しておきます。

「年を取るってことは、いつも頭の中に残り時間の意識があるってことなんだよ。」
 分かるわ~。こんなふうに旅行へ行けるのもあと10年くらいだよね。って友人としばしば言葉してます、自分。

ああ年取ったなァって一番感じるのは・・・・・「欲がなくなることね。」
 あるある。この服、素敵。このバッグ良いなって思っても、欲しいって気持ちにまでにならないことが増えました。

老人と関わる日本中の人、その多くが一度は老人にきつく当たっているのではないか。そして、老人の方が責められることをしていても、責めた側が後悔する。
 そうなの、そうなのですよ。89歳のハハとの暮らしで、この気持ちを認識し、チクリと心に刺さりました。

「世の中で一番つまらねえのは毒にも薬にもならねえ人間だって。人間として生まれた以上、人は毒か薬にならにゃいかんのだよ。どっちにもなれねえ人間には、魅力というものがまったくないんだ。」
 言い方を換えれば「老害と言う名の魅力なんだよ。」でしょうか。
 ここまで言い切れる後期高齢者にワタシはなりたい・・・、と思ってもよろしいのでしょうか。

『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』 に続き、『老害の人』は、前3作と同じ編集者とのタッグで書き上げた、「高齢者小説」第4弾!です。ここまでの4作品全て読みました。このシリーズの主人公は高齢者ですが、話しは説教くさくなく、ユーモアを感じられ、嫌味なく読めて大ファンです。

第5弾、期待したいです。








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読書日記「魚神(いおがみ)」

こんにちは、心子です。

以前にブロガーさんの記事で見た本、「魚神(いおがみ)」千早 茜著を、図書館で借りて読みました。
久しぶりのファンタジー?幻想小説?でした。

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<あらすじ>
独自の文化が息づく閉ざされた島で、美貌の姉弟・白亜とスケキヨは、肩を寄せ合い互いを拠りどころとして生きて来た。親はなく、婆と呼ばれる女性に育てられ、年頃になると、島の一角にある遊郭にそれぞれ売られてしまう。白亜は島で随一の遊女になり、スケキヨは遊郭での勤めを終え?薬売りとなる。大人になり再び巡り会う2人は・・・。


<感想>
物語の前半は、島にまつわる伝説や、夢を見ない島の人々と獏の正体など幻想的な話しが多くて、それぞれが売られてからは、どちらかと言うと印象的なイメージを残しつつも、現実的に話しが進む感じでした。時代や国など不明で幻想的な描写で、明るいファンタジーの世界ではなく、どろりとした感じで、濁った水の臭いや泥の質感が伝わってきます。読みながら夢の中にいるような、足が地に着いていないような、そんな気持ちになり、時には、こんな幻想的な小説もいいな、そう思わせてくれた一冊でした。 宇野亜喜良氏の装画が、この物語をなんとも盛り上げているようで、本の外観も素敵です。
ただ、スケキヨって聞くと、どうしても「犬神家の一族」に登場する、あの白いゴムマスクを被ったスケキヨが思い浮かんでしまう自分です。ここで登場するスケキヨは、美貌の少年でした。








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読書日記「天龍院 亜希子の日記」

こんにちは、心子です。

気に入った作家さんに出会うと、続けてその作家さんの作品を読む傾向にあります。「ラブカは静かに弓を持つ」「金木犀とメテオラ」に続き、阿壇 美緒氏の作品3作目に選んだのは、「天龍院 亜希子の日記」です。2017年に ”小説すばる新人賞” を受賞した、彼女のデビュー作です。図書館で借りました。

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<あらすじ>
人材派遣会社に勤める主人公・田町譲、27歳は、恋人と遠距離恋愛中で、職場の雰囲気はギクシャクしてて、残業が多い日々を過ごしている。ある時ネットサーフィンしてて、小学校の時に同級生だった天龍院亜希子の日記ブログを見つけた。小学時代に彼女のその大袈裟な名字をからかって泣かせたことがある。そんな思い出があるだけで、以後合ったことはない。
退屈な主人公・田町の日常の楽しみは、天龍院亜希子の日記ブログを読むことと、憧れのプロ野球選手のスキャンダルの行方を気にすることくらいだった。毎日同じように仕事をこなしつつも、遠距離恋愛の彼女と結婚準備が進む。


<感想>
描かれている日常が、どんな大きな展開になるのかなと期待しつつ、物語を読み勧めましたが、劇的なことは起こらず、最後まで淡々と田町の日常を軸にした話しが続きました。だからと言って、退屈な小説だったわけではありませんでした。まるで主人公と同じように、なんとなく読んで、なんとなく終わった印象の話でした。意外と普通の日常ってそう言うものだよ、そう田町の肩を叩く自分がいたりして、彼の未来を応援したくなりました。印象的な名前のタイトル「天龍院 亜希子の日記」でしたが、最後まで天龍院亜希子本人が登場することはありませんでした。







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読書日記「金木犀とメテオラ」

こんにちは、心子です。

前回読んだ阿壇 美緒の”ラブカは静かに弓を持つ” がとても良かったので、今回も同じ作者の作品「金木犀とメテオラ」を、図書館で借りました。

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<あらすじ>
北海道に新設された中高一貫の築山学園が、話しの舞台になっている。東京からやって来て学園寮に住む宮田 佳乃と、自宅から通う奥沢 叶の2人が、物語の主人公。最初に、入学年である12歳の2人の様子が描かれている。それぞれに対照的な環境で育ち、2人とも成績優秀。ライバルでありながら、どこか共通?する2人、そして、彼女達を囲む友人達の個性、女子学生の気持ちが良く分かる。次は、5年経過した17歳高校2年の2人が描かれている。様々な生活環境の中で、進学に向けて悩む姿が純粋で初々しい。


<感想>
教師の一人が口にした「人が思うよりずっと、この世で奇跡は起きるから。」
この一言を読んでから、タイトルの「金木犀とメテオラ」が、腑に落ちました。
その奇跡の象徴が、寒い北海道の地にある学園の修道館に生える金木犀であり、その学園やその周辺の舞台を、メテオラ(ギリシャの奇岩の上に建つ修道院群)に例えているのではないだろうかと、読み終わってから納得しました。
そして、主人公2人のこの先の成長、大学へ進学してからの、社会人になってからのことを、もっと知りたくなる、そんな物語でした。もしも、そんな続編が出たら、是非読みたいです。








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読書日記「ラブカは静かに弓を持つ」

こんにちは、心子です。

予約して借りた本が、高等学校・課題図書になっていて、貸出期間が一週間になってましたので、スマホゲーム時間を削り、病院の待合にも持参して、せっせと読んで、五日間で読破出来ました。最近の自分の中では、最速です。

安壇美緒 著「ラブカは静かに弓を持つ」、人気の本であり、課題図書になる本であると納得、とても魅力的な作品です。その素晴らしさに引き込まれるように読み進み、期限一週間が短いと思っていたのは杞憂に終わりました。

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<あらすじ>
少年時代に心に傷を負った主人公・橘樹(たちばないつき)は、職場の指令に従い”潜入調査員” いわゆるスパイ行為として、音楽教室へ通いチェロを弾くことになった。その目的は、著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
彼の孤独は、チェロを奏でることや、仲間との出会いで、次第に溶けていく。そこに孤独のスパイが主人公の映画 ”戦慄きのラブカ” の楽曲と絡まり重なりながら、話しは展開していく。ラブカとは、サメに似た深海の魚のこと。


どうか、主人公・橘が掴みかけたこの繋がりが途絶えませんようにと心密かに願い、彼の気持ちに寄り添いながら、読んいる自分に気付き、ラストは涙がこぼれ落ちそうなので、病院の待合で読むのを止めて、自宅へ持ち帰り読み切りました。
静かで澄んだ感動を呼ぶ、優れた物語でした。







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読書日記「平凡」

こんにちは、心子です。

図書館で借りた本、「平凡」 角田光代著を読みました。

人生の岐路で、選ばなかった方のことを想像し "もしかしたら " と考えてしまう。
そして、あの時そうしていなければ、私には別の人生があったのではないかと、思ってしまう。
そんな " もしかしたら " の6作品短編集でした。

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東京で一人頑張っていた20代のあの時、
旅行会社を辞めなければ、もしかしたら、今頃私は、日本に住んでいなかったかもしれない。

子育て中の30代のあの時、現在住んでいるこの場所に家を建てず、ハハと同居しなければ、もしかしたら、今頃私は、小さな庭と菜園のある、今よりもっと田舎の家で、穏やかな気持ちで暮らしていたかもしれない。

そう思うと、小さなコトから大きなコトまで、様々な " もしかしたら " が、浮かんで来ます。

どれも自分の決断から始り、今の自分を形作ってきたパーツ。
否定しても何も生まれないけど、もしかしたらと考えることは自由。
そこに、幻想的な空想が広がるのも事実。

現実のささいな事象から、もしかしたらに行き着いて悶々とし、結果的に、気付かなかった日常の平凡さに、安心する。
そんな一幕が、心に残った一冊でした。








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読書日記「泥酔懺悔」

こんにちは、心子です。

図書館で借りた本「泥酔懺悔」を、読み終わりました。
飲酒をテーマにした、11人の女性作家さんによる、エッセイ集です。

「泥酔懺悔」と言うタイトルが印象的でしたので、きっとお酒の強い作家さん達の” 武勇伝” の話しなのだろうと思って借りましたが、その期待?とは裏腹に、下戸の方、一人で飲む方のお話しもあって、大変勉強になりました。
その中で、四人の作家さんの心に残った部分を、以下に書き残します。(太字は本文から抜粋)

・「下戸の悩み」 中島たい子 : このエッセイでは、下戸側の率直な意見が知れて、新鮮な気持ちになれました。自分は、飲み始めたら同席してる下戸の友人の気持ちを考えたことがなく、ただひたすらに、饒舌になり、大声で笑い、幸せ気分に浸るのみでした。下戸である著者の意見の一つ ” どの時点で相手が「酔っ払い」になるのか、そればかりは予測不能だ。いっそ全ての人間が一杯でベロンベロンに酔ってくれたら、どんなにわかりやすかと思う ” がありました。 なるほど、下戸の人は、そんな風に気を遣ってくれたのね。今後の参考にさせていただきます。

・「だめなことは、悪いことではない」 平松洋子 : 文中の一節に ” 自分をなぐさめるときのために酒くらい味方にとっておかなければ。” その一文に行き当たった時、心の中で「そうよ、そう。」と、うなずく自分がいました。

・「下戸一族VS飲酒派」 三浦しをん : 好きな作家さんの懺悔は、興味津々で読みました。” 酒の話しをするのはつらい。自らの恥について語るのと同義だからだ。” ” 飲酒関係の反省、次に活かせたことがないのですが。” ワタクシも、全くその通りでございます。

・「損だけど」 角田光代 : さんざん飲んで酔っ払って、タクシーに乗って家に着いた辺りまでは覚えてるけれど、目が覚めて思い出すと、途中から記憶がない恐怖。わかります、分かります。けれど、ワタクシは、記憶は忘れても、財布やスマホなどを忘れたことはございません。上には上がいるものですね。角田光代氏は大物でありますな。それでも ” 酒が飲める大人になってよかったと思うことにしておこう。”と締めくくってました。 はい、ワタクシも同感であります。


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十数年前のこと、
夜更けに秩父の夜祭り見物から帰宅した娘と彼氏が目にしたのは、
テーブルの下で酔っ払って寝ていた心子さんでした。

「おかあさん!どうしたの?!」
「酔っ払ったぁ~」
「お父さんは?」
「お母さんのことを見捨てたぁ~」
「だからって、ここで寝てちゃダメだよ。」
「動けましぇ~ん」

その時、酔っ払った心子さんを背負って、ベッドまで運んでくれたのは、現在の娘婿さんであります。

ワタクシ、自分自身の泥酔懺悔だけで、本一冊分くらいのネタがあるかもしれません。(^◇^;)







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読書日記「新撰組の料理人」

こんにちは、心子です。

前回「文豪、社長になる」を読んで面白かったので、同じ著者・門井慶喜氏の作品を、図書館で借りました。

「新撰組の料理人」です。

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京の町で炊き出しをする新撰組だが、その炊き出しの粥のまずさを伝えてしまった菅沼鉢四郎は、原田左之助の命により新撰組の「賄方」として入隊することになった。剣術など出来ない彼は、いわば非戦闘員として働くことになった。「賄方」であり「非戦闘員」である主人公・菅沼鉢四郎から見た、食べ、生き、戦い、そして最後は歴史の波間に消える新選組が描かれている。
別の言い方にすると、幕末京都の警護としての役割を果たした「新選組」、江戸幕府に庇護された剣豪の集団、その特異な組織の中で、飯を握り、菜を刻み、弁当を運ぶ普通の男の目から見た新撰組の話しでもある。ちなみに、「料理人」というタイトルだけれども、料理の話しはあまり出てこない。

2作続けて著者・門井慶喜氏の作品を読んで、その文章のわかりやすさが好きになりました。
ふむふむと思いながら、サクサクと読み進みます。それでいて、主人公や主な登場人物の姿形、様子が入ってきます。
話しの目の付け所も、おもしろいと思いました。

図書館で本を選ぶ時、作品名が分かっていれば、備え付けのパソコンで検索しますが、これと言って当てがない時は、”お気に入り” の作家さんから選びます。
小説コーナーは、五十音順に著者名で、棚に並べてありますので、そんな時は探しやすいからです。
門井慶喜氏、"お気に入り" の一つに加えさせていただきました。








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読書日記「文豪、社長になる」

こんにちは、心子です。

久しぶりの”読書日記”です。
4月からテレビの新しいドラマが始まったり、ゴールデンウィークがあったりと、落ち着いて本を読む時間がありませんでした。それでも1冊くらいは読めるだろうと、5月19日に図書館で借りた本、門井慶喜著「文豪、社長になる」を、読み終えました。

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主人公は、菊池寛。彼の生涯が書かれた1冊です。
発行所は、株式会社 文藝春秋で、文藝春秋は、菊池寛が興した会社です。

そもそも、菊池寛が小説家であると知ってはいましたが、私は彼の作品を読んだことがありません。
では、なぜこの本を選んだか、新刊の棚にあったから、まだ少数の人が開いただけのページ跡だったから、それだけです。
そんな、単純・不純な動機で選んだ本が、大当たりな作品でした。

この本を読んで、芥川賞、直木賞を創設したのが、菊池寛であることを知りました。

本文中から~~~
芥川賞は一般文芸、直木賞は大衆文芸、それぞれの分野で最も優秀なものを書いた「無名もしくは新進作家」にあたえることとする。・・・中略・・・ 時間の復讐とでもいおうか。受賞者がもしも二十年、三十年と活躍すれば、そう、そのぶんだけ、あまりにも命みじかくて死んでしまった畏友2人の魂への埋め合わせができる。罪ほろぼしになる。そんな感傷的な夢を。
そのためには受賞者はもちろん、賞そのものも、「長生き、だな」 ~~~

そんな背景があることも知らずに、芥川賞、直木賞=新人賞と単純に思い、それでも毎年それらの作品は、欠かさずに読んできました。次回からは、賞への思い入れがちょっと変りそうな気がします。今更ですが。。。(^_^;)

そして、作者の門井慶喜氏は、群馬県出身者(3歳で県外へ引っ越したけど)で、同郷であることに親しみが湧き、調べてみたら、現在公開中の、役所広司、菅田将暉出演の映画「銀河鉄道の父」の原作者でもありました。
「銀河鉄道の父」は、観たいと思っている映画の一つです。

(縁があったなーっ。) そんな1冊でありました。








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読書日記「三途の川の七不思議」と、最初の臨死体験

こんにちは、心子です。

図書館で借りた本「三途の川の七不思議~臨床経験からその謎を解き明かす~」、志賀 貢 著を読みました。

先日3月28日の記事こちら「心臓血管外科の受診日」で、自分が体験した三途の川について書いたので、その勢いでこの本を選びました。

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(昨日、病院の待ち時間中にも読んでいました。病院で読むにはこのタイトルはいかがなモノかと。後から気付いて苦笑いでした。)


著者は医学博士で、臨床医であり、本人が三途の川を体験したワケではありません。内容は、患者さんから見聞きした話しであり、他には患者自身やその家族の終末期の在り方、また、臨終時の病理学的変化なども、分かりやすく書かれてます。
サブタイトルに~臨床経験からその謎を解き明かす~と、ありますが、既に周知されていることで、予想以上の話しはありませんでした。 著者いわく「生死をさ迷う命の限界は三途の川の岸辺まで。川の向こうは臨終後の世界、つまりは死後の世界。」と言うことで、話しをまとめてありました。



*** 三途の川ついでにもう一つ、心子さんの体験記を、ここに書き留めておきます。***

心子さん14歳の夏、腹痛を訴えましたが仕事に忙しい両親は、食べ過ぎだろうと取り合ってくれませんでした。
そのまま我慢し続けたら、それは盲腸から腹膜炎になり、結果的に救急車で病院へ運ばれることになったのでした。

救急車を待つ間に、高熱で朦朧とする中で、最初に体験したのは「幽体離脱」でした。
布団に寝ている私を囲むようにのぞき、「心子!心子!」と声を掛ける家族を、自分は上から淡々と見下ろしてました。

多分、病院に着いてからのこと。その時には「お花畑」へ行ってました。
それは眩しいほどに明るくて、色つきの夢のような場所で、花と言うよりも足元のイルミネーションのようでした。

その後は、手に布袋?封筒?のようなモノを握って、を渡るために列に並んでました。
川(三途の川)の向こう側に、前の年に亡くなった祖父が見えたので、無言で手を振りましたが、祖父はこちらを見てはくれませんでした。
並んでた列はいっこうに進まず、待ち疲れた14歳の自分は、「アタシ、もう帰るからこれあげる。」と、手にしてた布袋・封筒を、隣に立っていた女性に渡して、踵を返したのでした。

橋から引き返してから病院のベッドの上で意識を取り戻し、その後、ハハに以上の事柄を告げたところ、ハハは(この子は、高熱で頭がやられてしまった。)と、思ったそうです。 

今思えば、幽体離脱、お花畑、三途の川の、フルコースでしたね。笑

布袋・封筒=六文銭が入った頭陀袋、=子供は1人で川を渡れないから。
これらも、生死にまつわる事象によく出るアイテムのようです。
自分の頭陀袋を手渡した、隣に立っていた女性は、その後どうなったのかなあ。(^_^;)

*** 以上が、14歳の臨死体験でした。 ***


つまり、心子さんは、14歳と57歳で、これまでに2度も臨死体験したことになります。
2度あることは、3度ある。
3度目の正直・・・。

あらららら~、この先は考えないことにします。(^◇^;)








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読書日記「緋の河」

こんにちは、心子です。

図書館で借りた本、桜木紫乃著「緋の河」を読みました。
「緋の河」は、カルーセル麻紀をモデルに書かれた小説です。

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昔気質な父親と辛抱強い母親、5人兄妹の家庭で、姉の章子が主人公・秀男の一番の理解者でした。
男として生まれたけれど、自分の性に違和感を持ちつつ、小・中・高校(1年1学期で中退)まで釧路で暮らし、その後に札幌、大阪、東京などへ移り住む、そんな秀男が小学校へ上がる年頃から、芸能界デビューまでの話しです。
様々な出会いと別れの中から、自分なりの生き方を学び、常に前向きな秀男の姿に圧倒され、引き込まれ、読み始めてから直ぐに、誰がモデルになっているかなど関係なく、"秀男の物語""秀男ワールド"にのめり込みました。

カルーセル麻紀は「戸籍を男性から女性にしたパイオニア」と称されているそうで、小説「緋の河」での秀男には、そのパイオニアとしての強さ、孤独が書かれ、悲壮感など微塵も感じさせない読み応えある1冊でした。








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読書日記「夜に星を放つ」

こんにちは、心子です。

図書館に予約して置いた本、窪美澄氏の「夜に星を放つ」を読みました。

2022年直木賞受賞作品、どんな物語かと思ったら、短編五作が収録された一冊でした。
一つの物語だとばかり思い込んでいましたので、意外な気持ちで読み始めましたが、読後感は爽やかでした。

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最初の「真夜中のアボガド」は、主人公・綾が婚活アプリで知り合った男性との恋の顛末や、夭折した双子の妹の恋人・村瀬君との関わり、そして、部屋で育てるアボガドの生育を絡めた話し。双子座のカストルとポルックスが話しの中に出て来た。最後はアボガドが待っている自分の部屋へ帰っていく主人公・綾。小さな希望を残す終わり方に、好感が持てた。

二話目の「銀紙色のアンタレス」は、海で泳ぐことを目的に祖母の家へ行った高校生男子・真が、幼なじみの朝日、小さな子供の母親のどちらにも失恋し、秋に近づく海に人生の重さ?を重ねながら成長する話し。主人公の真は、きっと爽やかな青年になるのだろうなと、最後に、銀色でわし座のアルタイルと、赤い蠍座のアンタレスの下りがあるけれど、どうも星座に疎い私には理解と想像が及ばなかった。けれども、心地良い読後感。

三作目の「真珠星スピカ」は、学校でいじめられ保健室登校をしている主人公・みちるは、交通事故で亡くなった母親の幽霊が見える。学校でこっくりさんをやらされるシーン、父親と語りながら蛍のような虫が現われて消えるシーン。これは幽霊の話しだったのかな。母親の真珠のピアスから星座スピカに絡めたらしいが、またしてもそこは良く分からなかった。それでも最後の1ページが心温まる終わり方で安心した。

四作目の「湿りの海」は、離婚した妻が子供を連れてアメリカへ行ってしまった。以来、前に進むことが出来なかった主人公・沢渡の住むマンションの隣に、子連れのシングルマザーが越してきた。星座は何が登場したか覚えてない。映像が見えるような話しの進み具合だった印象が残った。

最後の「星の随に」は、小学4年生の想は、父親が再婚し新しい家族と暮らし始める。その変化に馴染もうと努める子供心がいじらしい。想の「ボクの周りには好きな人しかいないよ。の言葉に、涙が滲んだ。登場した星座は七夕の織姫のペガ。継母が戻ったら「母さん、お帰り。」と言おうと誓う想の気持ちで、話しが終わる。涙を流しながら、彼の純真に心打たれた。

どの話しにも星座が織り込まれていて、星の光を、ほのかな希望に例えたかったかなと、作者の目論みが見え隠れするような、心地良い一冊でした。


貸出の時に発行される、図書館の返却のお知らせシートに(次に予約の方がいます。)と、印刷されていたので、急いで一気に読みました(笑)。 明日にでも、返却しに図書館へ行こうと思います。
次の人は、この本に、どんな感動を持つのかな。








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読書日記「ほどなく、お別れです」

こんにちは、心子です。

初めましての作家さん、長月天音(ながつき あまね)氏の小説「ほどなく、お別れです」を、図書館で借りて読みました。

主人公・美空は、「気」の気配に敏感な能力を持ち、大学卒業後もそれまでのアルバイト先である葬儀場「板東会館」で、はたらくことになる。美空の能力に気付いた漆原が上司となる。彼には特殊な能力はないが、鋭い観察力と現場対応力の持ち主で、事故がらみの葬儀を担当している。もう一人、漆原の友人・里見は、僧侶でありながら美空と同じように、死者と語り合える能力を持っている。彼ら3人が、死者の謎を解きつつも、厳正に葬儀を執り行う、生死の境界を越えた繋がりの話し。

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第一話~三話まで、どれも若くして亡くなってしまった人の話しで、根底には悲しみがあります。
その悲しみを、どう癒やしていくのか、その辺りの心の機微が、特殊能力と共に優しく書かれてました。

1月末から、個人的に悩ましい事が続いていましたので、この本を読むことで、グッドタイミングに現実逃避できました。
続きのシリーズがあるので図書館で探しましたが、貸し出し中でした。残念。
けれども、次に読みたい本があると思うと、図書館通いに張り合いが持てます。(^_^)









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読書日記「うちの父が運転をやめません」

こんにちは、心子です。

以前から気になっていた作家さん垣谷美雨氏の作品を、初めて読みました。お名前が今風なので、若い作家さんとばかり思っていましたが、1959年生まれの63歳、自分より一つ年上の同世代でした。

読んだ作品は「うちの父が運転をやめません」です。
東京のマンションで妻と一人息子(17歳)と暮らす主人公・雅志(50歳代)と、田舎で暮らす彼の両親の話しです。
高齢者ドライバー事故のニュースがきっかけで、田舎に暮らす父親(79歳)の運転のことが気になりだし、都会のように交通網が不便な田舎生活では、車は生活必需品だけれど、事故があってからでは遅いと雅志が動き出しました。ところが、最終的に雅志の生活は一変し、意外な展開へ。心温まる家族小説でした。

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自分が住む田舎町も、路線バスはなく電車は1時間に1本程度で、車が必須の生活です。
自分達夫婦が、この小説に出てくる老夫婦のように心配されるのも、時間の問題かもしれません。

既に自分は夜間の運転は怖いので、運転は日中の明るい時間帯だけと決めてます。

通勤はいつも軽自動車モコを使用してましたが、都合で1月末からカローラ・ツーリングを運転してます。
ツーリングは駐停車の際に、ギアをPに入れるだけでOKで、サイドブレーキがありません。
それなのに、毎回車を止める度に、左足がエアブレーキしてしまいます。(^◇^;)
車が変わると勝手も変わり、それに慣れないままに体と脳がチグハグな現象が今も続いてます。
そんな自分に苦笑しながらも、車のない生活は考えられない心子さんです。

いつまで運転出来るかなあ、あと10年間くらいはなんとか・・・!?







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読書日記「ある夜のダリア」

こんにちは、心子です。

大人の絵本のような良い本に、巡り会いました。
内館牧子氏の「ある夜のダリア~迷いの日々には、いつも花があった~」です。

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1997~1999年の間に、月刊誌「花時間」に掲載されたエッセイを、加筆修正して2016年に初版発行した本です。
春・夏・秋・冬の四部構成で、その季節の花と、それに伴う36話の花にまつわる思い出話しから成っています。
花の絵(画・島本美智子)が半ページを占め、およそ1000文字の文章とのバランスが整っていて、とても素敵な1冊でした。

内舘氏40歳代に書かれた本でしょうか。全然、昔っぽさ(失礼)を感じません。端的に、そして優しく核心に触れ、時にユーモアがあり、心温まる話しばかりで楽しく読み切りました。

目も心も、潤い満たされた、大当たりの本でした。
アッパレ!内館牧子氏であります。



ズラリと並んだ図書館の本棚から、心地良い1冊に巡り会えると、糸引き飴で当たりのパイナップル味(イチゴより大きくて、多分パイナップルの味がした記憶があります)を、引いた気分になりませんか。(^_^)
糸引き飴









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読書日記「犬のかたちをしているもの」

こんにちは、心子です。

高瀬準子氏の「犬のかたちをしているもの」を、読み終えました。

正直、分かるような、分からないような内容でした。

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主人公は、間橋 薫、30歳。彼氏がお金で関係を持った女性が妊娠し、その子供をもらうことを前提に話しが進んでいきます。
子供を産むこと、育てることを、真剣に考えているのだろうな、とは思うものの、自分はそこまで考えたかなあと、疑問や不自然さも感じました。昔飼っていた犬を愛したように、人を愛せるのか、同じように愛したいのか。目の前にある愛を証明したいから自問自答しているのか。そもそものベースが、自分にしてみれば奇想天外にしか思えないので、その意味では、他人事だわと開き直ってすらすら、グイグイと読み進みました。

高瀬準子氏の作品は、1月13日に読み終えた「水たまりで息をする」に引き続き、2作目です。両作品ともに、一緒に住んでいる自分と彼氏(夫)との分かり合えなさみたいなモノが、根底に流れているような気がしました。

久しぶりに若い作家さんの本を続けて読み、その世界観(?世代差感)に距離感を感じつつも、同氏の芥川賞受賞作品「おいしいごはんが食べられますように」への興味は薄れてません。早く読みたいな。(ただいま図書館に予約中〜)








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読書日記「水やりは いつも深夜だけど」

こんにちは、心子です。

図書館で、窪 美澄氏の「夜に星を放つ」を借りたかったけれど、直木賞受賞作が、そんな簡単に借りられるはずもなく予約してきました。

代わりに借りたのが、同氏の「水やりはいつも深夜だけど」です。
同じ街を舞台にした、五篇の短編集からなる1冊でした。

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「ちらめくポーチュラカ」は、幼稚園に通う子供を持つママ友の話し。
「サボテンの咆哮」は、家事を手伝う今時の父親の話し。
「ゲンノショウコ」は、妊娠中の出生前診断の話し。
「砂のないテラリウム」は、浮気をめぐる話し。
「かそけきサンカヨウ」は、父親の再婚で妹ができた女子校生の話し。

どれも最後はほっとする話しですが、主人公が若いから?作者の感性が若いから?か、それは過去に体験した気持ちで、今更どうってことないよね。そんな風に感じてしまいました。これは、自分の気持ちが老けてる証しかもしれない?!
気持ちの内側をそっと撫でていくような、自分だったら口に出して言っちゃうけどな、などと思わせてくれた作品集でした。


次はもっと、さらーっとした、軽くて明るい作品に出会いたいかな。








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読書日記「水たまりで息をする」

こんにちは、心子です。

図書館で借りた本、今年の1冊目は、高瀬隼子氏の「水たまりで息をする」(2021年芥川賞候補作品)でした。

ある日、夫が風呂に入らなくなり、その後も入浴を拒み続け、退職し、主人公・衣津実の実家近くにある山の家へ2人で移住する。毎日、川へ入るのが夫の日課になったが、ある日川が増水し、夫の姿が見えなくなった。増水した川の水が引くと出来る河原の水たまりに取り残された魚の記憶と、夫の生き方を重ねようとする話し。

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著者の伝えたい気持ちは理解出来るけれど、曖昧な終わり方に物足りなさを感じました。
けれど、サクサク読めて、暗い話しを軽く流してて、すーっと浸み込んでくる読後感が良かったなあ。

2019年・すばる文学賞受賞作品の「犬のかたちをしているもの」や、2022年に受賞した芥川賞作品「おいしいごはんが食べられますように」を、続けて読みたくなりました。

2023年の初読み本は、図書館に通う楽しみを増やしてくれた1冊となりました。(^_^)








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読書日記「店長がバカすぎて」

こんにちは、心子です。

ストレートなタイトルが気になっていた本でした。
torさんのブログで紹介されていて、面白そうだったので図書館で借りました。
サクサク読めて、スイスイ入って来て、主人公に同感出来て、年代を超えて面白かったです。
(torさん、ありがとうー!)

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<あらすじ>
本が大好きな谷原京子、28歳、独身が、勤め先の書店で、多忙・薄給に耐えつつ、クセの強い非敏腕店長の元で文芸担当として働く日々が、主軸となったコメディタッチのミステリー小説です。 小説の後半で、正体不明の小説家の最新作の中に、アナグラム的な謎を解きつつ展開するシーンにきて、ああこれはミステリー小説だったのかと、納得する内容です。


当たり前のように書店に並ぶ「本屋大賞」を手に取って読んできました。
けれど、そこに至るまでの書店員さんの働きについて、これまで知ることがありませんでしたが、この本のおかげで、書店で働く人々のリアルな様子を垣間見たような気がします。登場する店長のキャラが特異過ぎるのに、不思議と受け入れてしまって(笑)。仕事を辞めたいと悩んでいる人に、元気を与えてくれそうな、そんな作品でした。

この本のおかげで、旅行の仕事がしたくて、専門学校を卒業後に旅行会社で働いていた、20代の自分を思い出しました。
あの頃は、忙しくて、良くも悪くも新鮮な驚きの連続で、予想外の苦労があって、それでも挫けずに嬉々として働いてましたね。

「好き」を仕事に出来ることは、やっぱり幸せなことだと、この本を読んで改めて思いました。


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読書日記「千日紅の恋人」

こんにちは、心子です。

読みたいと思っていた本が貸し出し中だったので、その本を予約し、代わりにまた帚木蓬生の本を借り、2週間かけて読み切りました。

今回借りたのは「千日紅の恋人」です。

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<あらすじ>
二度離婚し、老人施設でヘルパーのパートで働く30代の宗像時子は、父親が遺した古いアパート「扇荘」の管理人をしている。そこには様々な事情を抱えた人達が住み、そこで起きる問題に対処しながら、月に一度家賃を集金するのが仕事でもある。あるとき、新しく越してきた好青年・有馬生馬と親しくなり、物語は進んでいく。


昔懐かしい感じがする、純愛、恋愛小説でした。
こんな小説も書くんだと、作者の作品の幅広さに感心すると共に、
相変わらず、主人公の周囲の人間の説明が細かくて、話しが長いなぁとも思いました。
読みながら(これ、もっと短い話しにまとめられるんじゃないの?)と、少々面倒くさくなったのも、正直な感想です。
その原因は、恋愛にドキドキときめかなくなった自分側に、あるのかもしれませんが。(^_^;)

「風花病棟」「悲素」「閉鎖病棟」「インターセックス」と、5月末から帚木蓬生の作品を、読み続けてきました。
まだまだ、ジャンルが違う彼の大作はありますが、この辺で彼の作品をちょっと一休みです。


夕方になって「ご予約の本が借りられるようになりました。」と、図書館から電話が入りましたので、早速行って借りて来ました。
日中は、涼しい部屋で読書しながら、暑い時間をやり過ごすことにします。(^_^)







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読書日記「インターセックス」

こんにちは、心子です。

2週にわたり、草津温泉や新潟・寺泊への旅行が続いて、浮かれていたため、読書時間がとれませんでした。
7月1日に借りた帚木蓬生の「インターセックス」を、ここに来て急ピッチで読み続け、ようやく返却日前までに読み終えることが出来ました。

難しい、暗い、くどい、と文句を言いながらも、繰り返し借りてしまう・・・。
これはまさに、帚木蓬生ワールドにハマってしまった証かもしれません。(^_^;)

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インターセックスとは、「身体的性が一般的に定められた男性・女性の中間もしくはどちらとも一致しない状態」を意味するそうで、この本を読んで初めて、この言葉、この単語を知りました。

物語の最初の方では、染色体が46XX(女性)でありながら、ペニスと膣口、卵巣と精巣両方を持つ子供が誕生することが書かれてます。 主人公である女医、秋野翔子がサンビーチ病院へ赴任し、泌尿婦人科という珍しい科の担当医師として、様々なタイプのインターセックスの患者と向き合い、奔走し、自助グループの立ち上げに関与していく話しと、病院の隠されたファームと呼ばれる施設の存在、彼女の親友・加代の死が、院長・岸川と絡んでいること、など様々な要素が混じり合い、物語は進んでいきます。

カテゴリー的には、医療サスペンスに当てはまるのでしょうか。
どちらかというと、サスペンス要素は意外と単純で、むしろインターセックスを理解させることに時間をかけた内容でした。
最後は、ああ、やっぱりね。なるほどね。と思わせる締めくくり方で、頑張って読み切って正解だったと、ニヤリして本を閉じました。

後から知ったのですが、この作品は、「エンブリオ」 (帚木蓬生) の続編になっているようです。
自分はまだ「エンブリオ」を読んでいませんが、その作品は、病院内のファームの存在を取り上げた物語です。また、あのキザな院長・岸川が出てくるかと思うと気乗りしませんので、続けて借りるのは止めにします。

いつも、次こそは、明るく、軽い作品を借りようと思いつつ、帚木蓬生ワールドを捨てきれずにいる自分が、図書館で作者名”は行” の前で立ち止まってしまいます。

さてさて、次はどうなるかな。








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読書日記「閉鎖病棟」

こんにちは、心子です。

「閉鎖病棟」を読みました。
現役の精神科医であり、小説家である帚木蓬生氏の作品です。
病院の内部を知る医師が、患者の視線で書いた、帚木氏だからこそ書けた作品かもしれません。

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主な登場人物、島崎さん、秀丸さん、昭八ちゃん、それぞれ3人の過去から始まります。
それは暗い始まりで、読む気が進みませんでしたが、そこを越えて読み進むと、病棟内の個性ある人々の生活ぶりや、様子が伝わって来ました。特別な環境の病院内であっても、人の心の底にある大切な物には大差はなくて、その大切な物を様々な理由から失い、壊され、それでも生きていく人間の姿を、垣間見た気がしました。
病院内の殺人事件を機に、チュウさん、秀丸さん、島崎さん、それぞれの優しさの絡みが現われて、最後には、希望に向かって生活を進める明るい道が見えて、静かに涙を流しながら読み切り、爽やかな読後感を味わうことが出来た作品でした。

この小説は、映画化されたているので、いつかプライムビデオで、映画も観たいと思いました。








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読書日記「悲素」

こんにちは、心子です。

帚木蓬生(ははきぎほうせい)氏の「悲素」(ひそ)を読みました。
540ページに渡る分厚い1冊でした。

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1998年に発生した「和歌山毒物カレー事件」、実在の事件をもとに書いた小説です。
九州で衛生学を担当している沢井教授は、地元和歌山の刑事に要請されて、医師の目から様々な資料を解読し、事件解明の手助けをする進捗の様子が、主な筋書きとなっています。それに付随して、薬品名や砒素中毒の症状などが詳細に書かれ、容疑者の保険金詐欺、裁判の流れなど、内容が濃く、難しい解説もありましたが、読み応えがありました。保険金目的に毒を盛ったのは理解できますが、何故、容疑者(犯人)が、夏祭りのカレー鍋に砒素を入れたのか、その動機は今一つハッキリと分かりませんでした。正直、読み終わってから「あ~、重かった。」と。苦笑


同じように、帚木蓬生氏の作品で、地下鉄サリン事件を題材にした小説「沙林 偽りの王国」があります。
更に難しそうだなぁ。しばらくは、この本を選ぶことはいかな。
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次は、もう少し軽めの帚木蓬生氏の作品を、選り好みしようと思います。







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プロフィール

心子(シンコ)

Author:心子(シンコ)
1960年生まれ、健康で真面目なふりして生きてます。子供2人を帝王切開、1992年に乳癌ステージIIbで手術&化学・放射線治療、2017年には、大動脈弁閉鎖不全症のため「自己心膜を使用した弁形成術」を受けました。戦国武将に劣らない傷痕だらけの身体が自慢(?笑)。残る人生、楽しむだけに費やしたい。

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